四日市市生桑町に、2024年12月、市内で初のクラフトビール醸造所「いきかたブルワリー」がオープンしました。
場所は、都市部でも観光地でもない住宅街の一角。なぜブルワリーが生まれたのか。
その理由をたどると、代表・近藤真稔さん(37)の、長く胸に抱えてきた思いに行き着きます。

四日市オンリーワンの醸造所は「声を形にする」場所
「いきかたブルワリー」の最大の特徴は、地域の人の声を商品づくりに反映させるというコンセプトです。
代表の近藤さんは、幼い頃に感じた「年齢や見た目、能力などで扱いが変わる不平等さ」への違和感を原動力に、社会課題へ向き合ってきました。いきかたブルワリーでは、「生き方のものさしを増やす」を理念として、クラフトビール事業を通して社会課題の解決を目指しています。
味や香りの自由度が高いクラフトビールなら、1人1人と対話しながら、「こんなビールが飲みたい」という声を形にできる。「例え小さなことでも、声を上げれば一緒に商品を作っていける。声をあげれば少しずつ社会を動かしていける」そんな小さな成功体験を地域の人と共有したい。

独学からドイツの資格へ 醸造への道のり
もちろん、思いだけではビールづくりはできません。
近藤さんは醸造理論を独学で学び、2024年には国内の複数のブルワリーで修業を重ねました。原料選びから仕込み、発酵までを実践で身につけ、ドイツで最も歴史のある醸造学校の資格「Doemens Beer Sommelier」も取得しました。
2025年8月には酒類等製造免許(発泡酒)を得て、初仕込みに挑戦。
最初の銘柄「琥珀のとき」が完成し、12月17日に直売所をオープンしました。
四日市初のクラフトビール醸造所となります。

初仕込み「琥珀のとき」に込めたもの
「琥珀のとき」には、四日市の水を仕込み水として使用しています。
麦芽はカナダ産を採用。三重県産のマイヤーレモンを加え、麦芽の豊かな風味に、やわらかな柑橘の香りが重なる一杯に仕上げています。クラフトビールとしては価格を抑え、350mlで548円(税込)。

お客さんに販売する直前にビールを缶に詰めるので、最も新鮮な状態でビールを楽しむことができます。マイヤーレモンの香りを楽しむためには、なるべく早くの飲むのがポイントです。
子どもも関われる?家族をつなぐブルワリー
「ビールは大人の飲み物」ですが、いきかたブルワリーは子どもも関われる場所です。
醸造所では、子どもたちが「お父さんへのプレゼント」として、缶にラベルを貼る姿も見られます。お酒が飲めない子どもたちも、製造プロセスの一部に参加することで「自分も地域やモノづくりに関わっている」という体験ができます。
今後は、あまり売られていないような珍しいビールや、ノンアルコールビールの醸造、「ビールは苦い」という常識を覆すフルーティーな商品の開発も視野に入れているそうです。
新しい“ものさし”を地域に あなたの声を聞かせて
地域の声に応えるビールをつくることが、いきかたブルワリーのコンセプトです。
「ビールは大人のもの」「ビールは苦いもの」といった既存の“ものさし”にとらわれず、
「子どもも関われる」「スイーティなビールもある」という新しい価値観を提示していきます。
小さな成功体験が、社会を動かす力になる
「こういうビールが飲みたい」という声が実際に商品になる。
その小さな成功体験が、「声を上げることで、何かを変えられるかもしれない」という実感につながる」と、近藤さんは考えています。
「選挙に行っても何も変わらない」「市に要望を出しても届かない」と決めつける前に、まずは身近なところから。

近藤さんは、そんな思いの原動力となるブルワリーを目指しています。
ビールが苦手な私が飲んでみた


新商品誕生!『かぜまかせ』

お米を使ったビールです🌾
淡い黄金色と、きめ細かな泡。 グラスに注いだ瞬間、 ふわりと立ち上がるスパイスの香りに、 ほのかに重なるトロピカルフルーツの香り。
口に含むと、 米由来のやさしい甘みがほんのり広がり トロピカルな香りが鼻に抜けつつも、スッキリした飲み口。 やさしい辛口の余韻が静かに残ります。
いきかたブルワリーの情報
いきかたブルワリーは商品が提供できるときに営業する不定期営業。
インスタグラム(@ikikata_brewery)で営業日や商品の情報を公開しています。来店を希望される方は、インスタグラムのDMで、連絡してください。
特別企画「琥珀のとき」 読者プレゼント!!
いきかたブルワリーさんから、MinaSukiよっかいちの読者に琥珀のときを、2本5組様にご用意いただきました。
プレゼントのご応募は以下のフォームへお願いします。
締め切りは3月15日(日)まで。
【お酒のプレゼントに関する注意事項】
- 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 20歳未満の方はご応募いただけません。
- 飲酒運転は法律で禁止されています。
- 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。


