再開発が進む近鉄四日市駅周辺エリア。
そのシンボルとも言える新しく生まれた円形デッキ「よんまるテラス」が、12月20日ついに通れるようになりました。
「工事中だったけど、いつ渡れるようになるの?」という声をよく聞きました。
行ってみて気づいた“意外なこと”
22日に足を運んでみました。
あすなろう鉄道四日市駅から、この円形デッキを使って近鉄百貨店や商店街側へ抜けてみよう――そう思って歩き出したのですが、そこで小さな発見がありました。
円形デッキ自体は完成しているものの、近鉄百貨店やバスターミナル側へ伸びる「直線デッキ」はまだ工事の途中。ぐるりと一周はできるのに、反対側へは渡れません。それでも何人もの人が階段やエスカレーターで円形デッキに上って景色を楽しんでいました。

今のよんまるテラスは、いわば“街を眺めるためのバルコニー”。歩行者動線としての本格的な役割は、これから始まるのだと知り、少し驚きました。
ここから一気に駅前が変わる 百貨店とバスタがデッキで直結へ

では、私たちが一番期待している「近鉄百貨店への直結」や「バスターミナルへの移動」は、いつ実現するのでしょうか? 国土交通省や四日市市が公表している資料をもとに、今後の流れを整理しました。
【第1段階】来年6月ごろ
- 近鉄百貨店2階との接続(直線デッキ開通)
現在工事中の直線部分がつながり、駅から百貨店へのダイレクトアクセスが可能になります。買い物がぐっと便利になりそうです。
【第2段階】来年9月ごろ
- 新バスターミナル「バスタ四日市」側への接続
国土交通省が整備を進める集約型交通ターミナル「バスタ四日市」方面へも道が繋がります。
この直線デッキ部分には、新たにエレベーターとエスカレーターも設置される予定です。来年の秋には、駅・百貨店・バスターミナルが空中で結ばれ、人の流れが劇的に変わることになるでしょう。現在は、そのための「大動脈」を作っている最中なのです。

使ってみて分かった意外な盲点 それは・・
せっかくなので、今ある設備を使ってみました。
あすなろう鉄道側のエスカレーターは駅に近く、雨の日でも傘を差さずに行けそうな距離。
一方で、エレベーターは円形デッキの奥にあり、そこまでの通路には屋根がありません。
車いすの方やベビーカーを押す方、スーツケースを引く旅行者など、エレベーターを必要とする人ほど雨に濡れてしまう可能性があるのは少し気になるところ。

今後、屋根が整備されるのか、見守りたい点です。

信号待ちのストレスが消える未来 雨も気にしない動線へ
もともとバスタができる場所にはバス停があり、あすなろう鉄道の改札から歩くと、一番遠いバス停は、赤信号だと信号待ちも含めて5分ほどかかっていました。名古屋市営地下鉄の駅でも乗り換えに5分以上かかる駅もありますが、地下なので信号もなく、雨に濡れる心配もなく、寒さや暑さの影響もありません。
四日市も円形デッキと直線デッキがつながれば、信号に左右されず、雨にも濡れずに移動できるようになります。近鉄湯の山線とあすなろう鉄道の昼間の時間帯は、運行本数が1時間に2本で、赤信号で乗り遅れると30分待たないと次の電車が来ません。円形デッキと直線デッキでつながれば、電車に乗り遅れることも少なくなると思います。
来年、四日市駅前はきっと別の景色になる
街の“距離感”が変わる瞬間を、今まさに見ているのかもしれません。
全面開通したとき、四日市駅前はどんな表情になるのでしょう。
来年の完成が楽しみです。


