三重県四日市市塩浜に校舎を構える大橋学園高校。今年度からすべての家庭が私立高校の無償化に対象が広がったことを受け、四日市市内の私立高校では昨年度より入学者が70人増加するなど、学校選びの基準が大きく変化しています。県立高校の定員割れが目立つ中で、同校は「将来の進路に直結する学び」を提供する場として選ばれています。
授業を通じて自分自身を見つめ直し、確かな目標に向かって歩み出す大橋学園高校の生徒たちの様子を取材しました。
好きを見つけ、育む時間「総合教養タイム」とは?
同校の最大の特徴は、毎日午後に行われる「総合教養タイム」です。
これは大橋学園高校独自の学びの時間で、生徒は製菓や調理、保育などの分野から選び、第一線で活躍するプロの講師から実習を中心に専門知識や技術を学びます。この魅力的な3年間の経験は、高校生たちが抱く憧れと実際の仕事現場にあるリアルなギャップを、日々の実践を通してしっかりと埋めていく貴重な場となっています。
理美容:基礎から積み重ねてきた1年半、だから得られた達成感と夢


3年生のTさんは、中学生の頃から「美容師か保育士になりたい」という2つの夢を持っていました。そのため、総合教養タイムでは、その両方を体験して自分に合う道を選びたいと考えていました。
いざ理美容の授業を受けてみると、「カットだけでなく、パーマやカラー、ブローまで基礎からしっかりと学べることに驚きました」とのこと。そしてプロのハサミは想像以上に扱いが難しく、苦労したそうです。しかし、「1年半にわたって授業を積み重ねたことで、コツを掴み、イメージ通りに切れるようになったことが大きな達成感に繋がった」と話してくれました。
デザイン:ネイルの奥深さと、個性を表現する楽しさ


デザインの授業では、ネイルだけでなくラッピングやパーソナルカラーなど、美に関わる幅広い知識を学びます。取材当日はネイルの実習が行われ、生徒たちは真剣な表情でネイルチップの制作に励んでいました。


将来はファッション業界に携わりたいと語る2年生のH・Rさんは、「実際にやってみると、想像以上に繊細な作業で難しい部分も多いです。でも、自分の個性を形にしていく過程にはやりがいや楽しさを感じます」と話してくれました。自らのセンスを、プロから学ぶ確かな技術と掛け合わせ、夢の実現へと一歩ずつ近づいています。
調理:1グラムの正確さが生む、食べる人の笑顔


調理を選択したIさんは、アルバイトや学校での経験を通じて、プロの調理師になる決意を固めました。
「授業では、グラム数を正確に測るなど、決められた分量を守ることの難しさを実感しています」とIさんは語ります。ほかにも包丁の扱い一つとっても、基礎から教わることで自分の技術が未熟であることに気付いたそうです。しかし、その大変さを経験しても、辞めたいと思ったことはないとのこと。
そんなIさんは調理以外にも、福祉の授業を選択して車いすの使い方を学ぶなど、多角的な視点を養っています。「これからも実習で基礎を磨き、みんなを笑顔にできる調理師になりたい」と語りました。
製菓:本格的な実習環境で見つけた製菓衛生師への志
製菓の授業を選択している3年生のMさんは、入学当初は将来やりたいことが特にありませんでした。しかし、大橋学園高校での実習を通じて、製菓の道への志を抱くようになりました。
「実際に授業を受けてみると、自分でも作ることができるものがたくさんあることに驚きました」とMさんは話しています。今では自宅でもスコーンなどを焼くようになり、お菓子作りが日常の一部になったそうです。実習室内にはモニターが設置されており、講師の細かな作業工程をリアルタイムで確認できるため、本格的な実習が体験できるのも同校の大きな魅力です。
こうした実習での経験を経て、Mさんは「製菓衛生師になりたい」という明確な目標を持つようになりました。現在は高校在学中での資格取得を目指しており、卒業後は姉妹校のユマニテク調理製菓専門学校への進学を予定しています。将来パティシエとして働く夢の実現に向けて、一歩ずつ着実に歩んでいます。
介護・福祉:誰かの目線に立つことで広がる世界


将来調理師を目指している2年生のH・Sさんは、介護・福祉の授業を通して大きな学びが得られたと話します。特に印象的だったのは、車いすに乗った授業や、体に重りを装着し、高齢者の感覚を疑似体験した時のこと。
「体が思うように動かせない大変さや視点など、経験しないと気付けなかったことを学びました。これは将来、調理師として働く上でも、活きるはずです」とHさんは語ってくれました。
ほかにも、看護の授業で学んだ人体の構造や内臓の知識も、食を扱うプロとしての土台になると話してくれました。異なる分野を学ぶことができる大橋学園だからこそ得られた学びでしょう。
保育:子どもたちの重み、そして先生からの支え


保育士と養護教諭を志している2年生のHさん。Hさんは授業以外にも、系列校であるユマニテク短期大学の実習を受けたとのこと。実習中には「片付けをしない子にどう声をかけるべきか」という壁にもぶつかりました。しかし、「これどうやって片付けるの?」と逆に子どもに教えてもらうような声かけをするなど、現場での試行錯誤を通じて着実に成長しています。
そんなHさんの挑戦を支えているのは、同校の先生たちです。進路に悩んだ際、担任の先生が放課後の2時間を割いて、保育士と養護教諭の両方の資格が取れる大学を一緒に探してくれました。「どちらの夢も諦めなくていいと言ってもらえて、本当に嬉しかった」と語る彼女は、今、苦手なピアノの練習や部活動のマネージャー業務にも全力で取り組んでいます。
四日市の未来を担う大橋学園
大橋学園高校で過ごす3年間は、単なる知識の習得期間ではありません。プロの講師から現場の「声」を聞き、実際に手を動かし、時には壁にぶつかりながら「自分の適性」を確かめる貴重な時間です。
自分の「好き」を信じて一歩を踏み出し、四日市の街で未来を切り拓こうとする高校生たち。彼らの真剣な眼差しと、それを全力でバックアップする温かなサポート体制が、この学校にはあります。自分らしい未来を見つけるための挑戦は、今日も大橋学園で続いています。
大橋学園からのお知らせ
大橋学園高校では、学校での学びや卒業後の進路について理解を深めてもらうため、オープンキャンパスや学校説明会を実施しています。
【体験入学会 開催日程】
2026年8月27日(木)
2026年9月26日(土)
2026年10月24日(土)
2026年11月14日(土)
2026年11月28日(土)
2026年12月5日(土)
【入試説明会】
2026年12月12日(土)
各イベントの内容や申し込み方法などの詳細は、同校の公式サイトでご確認いただけます。
| 学校名 | 学校法人 みえ大橋学園 大橋学園高等学校 |
| 所在地 | 〒510-0863 三重県四日市市大字塩浜149番地8 |
| 電話番号 | TEL.059-348-4800 |
| アクセス | 近鉄名古屋線「塩浜駅」から徒歩約10分 |
| 公式サイト | 大橋学園高等学校 公式ホームページ |



